ダイナミクス溢れるバンドサウンドと美しい旋律からなるイントロが印象的な「organism」から始まる、Qaijff(クアイフ)の初となるミニアルバムは、ファーストアルバムで魅せたPOPセンスや良質なメロディーを系統しつつも、新たな試みとしてストリングスやシンセフレーズ等の打ち込みを大胆に取り入れ、バンドとして気品や格調といった新たなサウンドスケープが感じられる仕上がりとなった。

また今回は生きる事に対して様々な喜びや悲しみ、出会いや別れといった普遍的なテーマが独特な視点から描かれていて、森が唄うその歌声には繊細でありながらも確固たる意思が感じられ、それぞれの日々の出会いや別れ、喜びや悲しみのスパイスとなることだろう。